会長挨拶

会長挨拶

建設未来協議会 会長 小林 圭一

 

 近年、日本全体の景気は上向きになりつつありますが、我々、地方建設業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあります。2020年の東京オリンピックを控え、首都圏では建設需要が旺盛でありますが、一方では事業量の地域間格差や企業間格差が拡がりつつあります。中でも深刻なのが人手不足の問題で、今後10年で現在の340万人の技能労働者のうち、110万人が高齢化で離職するとも言われ、益々深刻になることが予想されます。

 そのような中、生産性を確保していくためICT施工に積極的に取り組み技術を修得し、それをさらに高めていくことで建設産業の「経営基盤強化」「生産性向上」「魅力ある職場づくり」に繋がっていきます。そして職場環境の改善、雇用環境の改善に努め、週休2日制の実現に向けても積極的に取り組んでいかなければ、今後より深刻になろうであろう少子高齢化・労働人口の減少によって、企業はその存続すら危ぶまれるのではないでしょうか。

 そこで、「業界を変えていこう」、「仕事のやり方を変えていこう」という大きな変革を成し遂げ時には発注者様と歩調を合わせ、共に一歩踏み出して考えていくことが大事なのではないかと思います。

 また、今後はインフラの老朽化対策・長寿命化が求められます。そして、災害時には応急・復旧工事に当たり、住民の皆様が安全・安心に暮らせるよう地域の守り手として存続しなければなりません。そのような役割を担うためにも、担い手を確保・育成し、安定的・持続的に企業経営を継続する必要があります。

 そのためにも、発注者様と一緒に新3K(給料・休暇・希望)の業界に向けて取組み、未来協議会の活動を通じ、社会資本の必要性、建設業のイメージアップを伝え、一人でも多くの方々に入職していただけるよう、活動していくことが今何より重要だと思います。

 昨年度特設した広報委員会を今年度より常設とし、事業計画に基づき4つの委員会と6つの地区会の活動を中心に、建設フェスタをはじめ、現場見学会・現場実習、そして発注者様との意見交換会や、会員の皆様との講習会を開催し、広報活動を通じ建設業の魅力を伝えて参りたいと思います。

 そして、会員の皆様に積極的に参加、協力していただくことにより、有効な情報を共有し、全県下にネットワークを形成することにより生まれるメリットを、各企業で最大限に活かしていただきたいと思います。

 本年も当協議会の運営に協会本部・会員並びに関係各位の皆様の、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。