会長挨拶

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令和4年度 基本方針

建設未来協議会 会長 鈴木 達二

 

社会全体に大きな影響を与えている新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ終息を見ない中、当会の活動もまた厳しい制約を受けています。しかしながら「建設業に従事する次代を担う経営者が魅力ある建設業の創造と地域の発展に寄与する」という当会の目的を達するためには、ここで足を止めることがあってはなりません。当会は今年度もコロナを言い訳にすることなく、会員同士で知恵を出し合い、社会情勢や環境に適応した活動を継続的に行っていきます。

建設業の健全な発展に向けた業界全体の課題である「担い手確保」、その大前提となる「働き方改革」、その手段としての「生産性向上」、課題解決を側面からバックアップする「地域貢献活動」や「広報・イメージアップ」。これらに対して当会は、単なる「建設業協会の下部組織」という立場ではなく、より主体的に課題解決に向けた活動を続けることで、全国の地域建設業界団体青年部をリードする存在を目指します。そのために、協会本部および各委員会はもとより、女性部会である「建女ひばり会」とも協力し、関係機関・団体と密接な連携を図りつつ積極的な活動を展開していきます。主な事業分野と活動方針は以下の通りとします。

(1)地域貢献・社会連携分野
①建設業および建設業が担う地域インフラ整備の重要性について、地域の皆様の理解をより深めていただくために積極的なボランティア活動、イベント開催等を行う。
②持続可能な社会の実現に向けた建設業および当会の役割についての研究および啓蒙活動を行う。

(2)生産性向上分野
①加速するDX(デジタル・トランスフォーメーション)の動きの中、ICT施工はもとより、事業全体へのデジタル技術活用による生産性向上と経営力強化に向けた研究および啓蒙活動を行う。
②働き方改革・生産性向上に関する技術的・制度的な課題について、会員相互に、また発注機関と積極的に情報共有し、課題解決に取り組む。

(3)次世代育成分野
①現場見学会・現場実習・出前事業等を通じて次世代の担い手育成を図るとともに、学生・生徒および学校と積極的にコミュニケーションを行い、建設業界に対するニーズの把握に努める。
②体験学習やイベントでの情報発信、教材等の制作・配布を通じ、低年齢層の建設業および地域インフラへの興味関心、将来の就業意識の醸成を図る。

(4)広報・ソーシャルメディア分野
①「建設」(建設業および地域インフラ)に関する各種トピックスについて、ニーズに合わせた情報発信を行うことで、地域の安全・安心を守る地域建設業の重要性を広く一般にPRする。
②一般参加型のイメージアップ事業や、SNS等ソーシャルメディアの活用を通じ、一般社会との双方向のコミュニケーションを行うことで、「建設」が身近な存在となるよう務める。

以上