建設体験学習

CCI茨城中学生建設体験学習実施報告~ひたちなか市立那珂湊中学校にて開催~

2016/1/19

 平成27年度のCCI茨城(茨城県魅力ある建設業推進連絡会議)「建設体験学習」は10月 1日、21日の2日間、ひたちなか市立那珂湊中学校の2年生159名を対象に開催しました。
 1日目は、「木造倉庫の基礎工事」「測量体験」「直角三角形を作ろう」「液状化現象実験」を実 施しました。基礎工事では鉄筋の曲げ加工と結束をしましたが、鉄筋を90度に曲げることや、 ハッカーをくるくる回して結束することが難しかったようで、大分苦戦していました。測量体験 では、レベル・光波に触れてもらいました。標尺の数字を読むのに苦労したり、巻き尺を使わな くても距離を測れることに驚いていました。直角三角形をつくろうでは、それぞれがアナログ手 法で直角はここだ!という位置にピンを打ち、トランシットにて答え合わせを行いました。意外 と±2°くらいに位置を出すことができており、こちらが驚かされました。
 今年初めて実施した液状化現象実験では、東日本大震災時に身近で起こった液状化現象の仕組 みについて、模型を使用して学んでもらいました。振動を与えると砂地盤の中に埋まっていく車 や建物、倒れる電柱、浮き上がってくる排水管の様子を生徒たちは興味津々に見ていました。
 最後に基礎コンクリートの打設を行い、一輪車でよろけながらも一所懸命に運んでいる姿はと てもほほえましく思えました。降雨により仕上げ作業はこちらで行いましたが、人力作業の大変 さを実感できたようです。
 2日目は、「木造倉庫の組立作業」「重機操作体験」を実施しました。校倉工法の木造倉庫は、 角材を水平に積上げていく工法です。生徒たちは2人1組になり、なかなか入らない角材、まっ すぐに打ちづらいビスに悪戦苦闘しながらも頑張って組み上げていました。重機操作体験は、コ マツ茨城(株)様のご提供、ご指導のもと、小型バックホウ4台、振動ローラー2台を使っての 操作体験をしました。生徒たちに加わり先生方にも体験して頂きましたが、生徒たちの方が飲み 込みが早く、中にはスムーズに運転している生徒もいました。
 完成した建物は「湊ハウス」と命名され、11月26日に引渡式を行いました。引渡式には、 ひたちなか市教育委員会 根本教育次長、茨城県土木部検査指導課 橋本課長、茨城県建設業協 会大宮支部 髙野支部長にご列席賜り、生徒代表謝辞では、「将来において貴重な経験をさせて 頂きました。完成した倉庫は大切に使わせて頂きます。」との言葉を頂きました。
 今回、建設体験学習に関するアンケートを実施した結果、建設業について知っていた生徒が全 体の7割も占めており、そのアプローチは1位がテレビ(40%)、2位が工事現場(25%)、3位が家 族・友人・知人(15%)という内訳で、意外と工事現場に関心があることに気付かされました。ま た、将来建設業に関する仕事に就きたいと考えている生徒は1割弱しかいませんでしたが、まだ どういう仕事に就きたいかわからない生徒が半数以上を占めていました。こうしてみると、中学 生は物事への関心が強く、将来どのような仕事に就きたいかを決め始める年頃であると考えられ ます。今回の体験学習を終えて、建設業がどの様な職種かわかった生徒たちが95%を占め、ほと んどの生徒たちが体験学習を楽しんで参加してくれたことに、感謝の気持ちとやりがいを感じま した。同時に、生徒たちが進路を決める上で、「建設業」という新たな選択肢が芽生えたと思っ ております。
 最後に、建設体験学習の実施に当たり、茨城県土木部検査指導課、茨城県建設業協会を始めと する多くの方々から多大なご協力を頂きましたことに対し、厚く御礼申し上げます。

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